みボログ

Twitterじゃ文字数が足らない

わたしの好きなBL漫画(めっちゃ途中)

わたしの“好きな”BL漫画をご紹介します。
BLの萌えって十人十色すぎるので“おすすめ”じゃなくてあくまでもわたしの“好きな”BLです。自分自身でも「これは萌えるでしょ!」って思ってたものに萌えなかったり、逆に「このカップリングはきっと無理だな…」と思ったものが意外とグサッと心に刺さったりするから、BLってのは面白いんだ……。

あとレビューとか書くの苦手なので、ほぼタイトルの羅列みたいになると思う。
だってほら、“萌え”って感情を言葉に表すのは難しい。語彙力ないから余計に。

イロメ/草間さかえ 

 ―あらすじ
そっけない銀縁眼鏡のむこうから、野田先生は俺に信号を送る。ここ、テストにでるぞ。ここ覚えとけよ。でも、先生、ほんとに送りたい信号はそれなの? 先生と生徒、先生と卒業生、先輩と後輩、幼なじみの同級生。校舎の中で生まれ、育ってゆくいろいろなイロコイを描いた、描き下ろし満載の草間さかえ傑作読み切り連作!

わたしが作家買いしている草間さかえさんの短編集。
草間さんの単行本はどれも素晴らしんだけど、初めて買った草間作品がこの「イロメ」なのでこちらを推しておく。この単行本はほとんどの短編が年下攻めなので、年下攻め好きにおすすめ。草間さんの年上受けは可愛すぎずちゃんと大人として描かれているところがポイント高い。
あと眼鏡ぶっかけとか受けの脚が不自由とか、わたしの狭いストライクゾーンをがんがんついてくるエロ描写がたまらん。

草間さんはまず絵が好き。というか、独特なコマ割りや時間の流れ、セリフまわし、線の描写、すべてが好き。BLとは関係ないけど、植物の描写が素晴らしい。
ちるちるの作家紹介文が良かったので貼っておきます。

独特のコマ割とゆがみのあるパースペクティブ、そしてレトロモダンな雰囲気漂う独特の作風。エロ度は薄めであるが、ちょっとした表情、仕草が放つエロスが相当濃厚だ。今までのボーイズラブとは違う新しい感覚の作家である。
出典:草間さかえ 【感想】腐女子のBLサイトちるちる

同細胞生物。/夢花李

同細胞生物。 (Craft comics (015))

同細胞生物。 (Craft comics (015))

 

 ―あらすじ
 君と僕はとても似ているらしい、容姿とか性格とかそういったものではなく、かといって今まで送ってきた16年間の人生内の境遇なんてものでもないけれど。なんていうか、たぶん すごく想うトコロが同じで。だからこそ 僕は君に 君は僕に恋をした。--『同細胞生物。』より

リリカルなBLは好きか???わたしは好きだ!!!!
リリカルBLを描かせたら夢花李さんの右に出る人はいないと思う。細い線で繊細に描かれた美しいキャラと、ジメジメしすぎないさっぱりとした詩的な独白がぴったり合っていて、不思議な魅力にあふれている作家さん。

「同細胞生物。」は現在は佐原ミズとして一般誌で活躍されている夢花李さんの数少ないBL漫画のうちのひとつ。男子高校生が友達からなんとなく好きになって恋人関係になっていく流れがとても爽やかに描かれていて、読んでて「こんな青春送りたかったなぁ」と思わせてくれる。

こういう雰囲気のBLって夢花李さん以外で見たことないから、またBL書いてくれないかな〜。めっちゃ切望してる。天狗神の続きが読みたい。

犬とつばめ / 雨隠ギド

犬とつばめ

犬とつばめ

 

  ―あらすじ
子供のころのある出来事で楓に復讐しようと目論んでいた野呂は、楓が持つ心の傷に触れることで、だんだんとほだされていき……。

まんだらけで売ってる限定版だけだけど、これね〜〜〜もうね〜〜〜まず装丁が最高!Amazonのあらすじ欄にあらすじじゃなくて装丁の説明が入ってるぐらい変わった装丁なんですよ。表紙がファーストヴィンテージのターコイズで、タイトルにマットな黒箔押し+全体にキラキラしたつばめの印刷。そしてコミックスが袋に入っているんですけど、この袋がなんとトレペにストライプ模様をわざわざ印刷しているという!お金かかりまくってる〜〜!!
「ひえーー!なんだこの素晴らしい装丁はーーー???!?!」って思ってジャケ買いしたら中身もすげー良くて、運命のめぐり合わせに感謝したもんです。

あ、で、少しぐらい漫画についても話さなきゃね。仕返しするつもりでいたのに受けの心の弱い部分に触れて「あー!俺が守ってやんなきゃ〜!」みたいになってほだされていく攻めが可愛いBLです。受けのわがままで甘えたなところに少しムカつきつつ「あ〜すき!」ってなる無口系わんこ攻め!かわいい!雨隠ギドさんは受けをとことん甘やかす攻めを描くのが本当に上手い……。

雨隠ギドさん、わたしの作家買いリストのうちのひとりです。現在は夢花李さん同様に今は一般誌でも漫画を描いて「甘々と稲妻」はアニメもやってるしそっちで知ってる人多そう(わたしの好きな作家、一般誌で描く率が高い)

さんかく窓の外側は夜/ヤマシタトモコ

―あらすじ
書店員の三角は、昔から不気味なモノを視てしまう体質で、除霊師の冷川にその才能を見い出され、無理やりコンビを組まされてしまう。冷川はすご腕ではあるが、情緒や生活能力に欠けており、お茶出しや「空気読み」など三角の出番は多い。そんな中、ある殺人事件に遭遇し…。日常に潜む恐ろしくかつ不思議な現象を見つけてはズバリ解決☆ 凸凹コンビの霊感エンタメ!

本格ホラーBL。むしろBLか?っていわれると、ただのブロマンスな気もする。それぐらいBLとしての描写は薄いので、「恋人同士でもないのに距離感の近い男ふたり」というニアBLが好きな人におすすめしたい漫画。
でも!三角くんと冷川さんの疑似セックスな除霊がとにかくBL的にもエロいのでBL好きな人も楽しめるはず!!

ヤマシタトモコについてはもういまさら説明はいらないと思うから省略。
BL的には“オシャレ感”が鼻につくときもあるけど、ヤマシタトモコさんの描くBLはだいたい好きで、作家買いまではしないけど「ヤマシタトモコ買っとけばハズレはあんまりないだろうな」という安心感があります。